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1997-01-14
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1KB
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24 lines
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ナツミさんたちは土蔵に入っていく。アタシは物陰に隠れて土蔵を見張ることにした。そしてかれこれ一時間、家政婦頭の姐さんが出てきたけれど、ナツミさんは出てこなかった。そのかわり、別の若い家政婦が一緒に出てきたの。そういえばあの人、ここ2~3日姿が見えなかった人だわ。
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この人、確か今野さん……だったかな? アタシは彼女が一人になったところを見計らって、話しかけてみた。
「あの……このところ姿が見えなかったけど、風邪でもひいてたの?」
でも、今野さんは頬を赤らめてそっぽを向く。……ムッ。ちょっとそれはないんでないかい? 私は立ち去ろうとする彼女の肩に、ちょっと乱暴に手をかけた。
「あ、あぁん……」
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「!!!??!?!??!!!!??!」
そりゃ驚くわよ。ちょっと触っただけなのよ!? 私はマジマジと彼女を見て、やがて様子がおかしいことに気がついた。
彼女はひどく息が荒く、それに熱っぽく潤んだ眼差し。
「ちょ、ちょっとどうしちゃったのよ!?」
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グイグイと肩を揺さぶると、彼女はたまらなげに喘いで、やがてグッタリと廊下に座り込んでしまった。
「あ、……あたしに触らないで……、あっ、か、感じちゃう……」
そのとき、呆然としていたアタシを押し退けて、あの家政婦頭の姐さんが現われた。
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「今野さん。まだ具合がよくないみたいね。それにそんなに着物を乱して。いらっしゃい。帯をなおして差し上げるわ」
ゾッとするような声で言いながら、すっかり腰砕けの今野さんを立たせた。そしてアタシには『早く仕事に戻りなさい』と一瞥をくれると、行ってしまった。
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選択肢
①そうはいくもんですか!(後をつけてやる!)
②こ、こわひ……。